お金を貸してくれと言われて

看護師である私の、訪問看護での気付きを紹介します( ´∀`)

みなさんは訪問看護業務の中で、「あの時、こうして良けばよかった」という後悔ってありますか。 私は、「お金を貸してくれ」と言われて、その発言の真意を深掘りしなかったことです。

「お金を貸してくれ」と言われて、「できません」とただ断りました。生活に困窮されていたので、生活費が足りなく苦しいのかと思いましたが、心のどこかで他人だし自業自得だしと思っていたのかもしれません。

それから見る見る間に、精神状態が悪化していきました。どうやら借金を断られたことで、自分は借金にも値しない無価値な存在という方向に思考を進めたようです。 もし私が、「どうしてお金がないの?苦しい気持ちですか?」と寄り添えば、精神状態が悪化することもなかったかと悔やまれます。

私にとって常識と思っていた一言で、患者さんを傷つけてしまったことに反省しています。それから患者さんの些細な発言でも、その発言はどうして出たのだろうと思考を巡らすことを習慣づけました。 冷たくはないけれども、距離は遠すぎず、親しみを持ってもらう。患者さんとの信頼関係にいつも悩みます。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。