忘れられないお手紙

手紙

看護師であるやりがいを紹介します(^^)

あなたにとって看護師の仕事をしていて大切な物はありますか?

私にとって大切な物は、患者さんから頂いたお手紙です。

今日も業務が終わった!帰ろう!としていたところに、突然電話が鳴りました。 退勤していましたが、気になり電話に出ると、大きな声て聞こえてきました、「もう死にたい、いやすぐ死にます」と。 最近、色々な事情で精神的に不安定な患者さんからのSOSでした。 私は退勤を取り消して、すぐに自転車で患者さんのもとに向かいました。 幸い、大事には至っておらず、膝と膝を突き合わせ、患者さんの言葉を、気持ちを、その空気感をしっかり受け止めました。
落ち着いたので患者さんのお宅をお暇したのは、もう夜の21時。 楽しみにしていたテレビ番組を見れなかった、、、と少し悲しみましたが、それより患者さんの方が大切です。 これでよかったと思って事務所に帰って、帰宅いたしました。

すると翌朝、出社するとすぐ、昨日訪問した患者さんがいらっしゃいました。 私の顔を見るなり、すぐ「昨日はありがとうございました」と震える涙声で言うではありませんか。 そしてその手には一通の手紙がありました。 「これをあなたに渡したくて」 そう、患者さんは私にありがとうが言いたくて、でも言葉では言えないから手紙に書いてそれを渡したくて、朝早くに事務所に来たのです。

今もその手紙は私の大切な宝物です。 そして看護師の仕事に疲れたな、辞めたいなとネガティブになった時、その手紙をいつも読み元気になります。 私の看護師人生にとって、その手紙は、私の一番大切な物です。 あなたにとって看護師の仕事をしていて大切な物はありますか?

みのりケア訪問看護ステーション スタッフより

 

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