アルコールの飲酒量と、うつ状態

皆さんは、アルコールの飲酒量をどのように考察しますか?
大阪市城東区の精神科特化の訪問看護ステーション、みのりケア訪問看護です。
本日は、アルコールの飲酒量とうつ状態について語りたいと思います。
私たちが看護するポイントは、アルコールの飲酒量と精神疾患が連動しているかどうかチェックします。
特に注意したいのは、うつ状態です。
アルコールの濫用でうつ状態が起こることもあります。
またうつ状態が飲酒によって治りにくくなったり、悪化したりすることもあります。
辛いときにアルコールを飲めば一時的に忘れるかもしれません。
けれども長期的にみて神経細胞の活動を抑制してしまいます。
私も精神科訪問看護に携わるまで、アルコール飲酒の深刻さを知りませんでした。
実習中、先輩看護師に同行するとき、先輩はゴミ箱にあるアルコール飲料の缶をいつも数えていました。
そして種類も調べてアルコールのパーセンテージと共に記録に残していました。
新卒で就職した病棟では、そのような観察方法を教えられていなかったので不思議に思ったものです。
けれども先輩に同行の帰りに教えてもらいました、
「あの缶酎ハイの飲む量が1日に4本を超えると、患者さんはうつ状態が重くなる」と。
それから私も先輩と一緒に、訪問の度に数えました。
すると、やはり缶酎ハイの量が多くなるごとに、患者さんの言動が荒くなっていくのです。
そして先輩はそうした様子を見て、主治医への報告書に記して、薬の量を調整してもらうなど交渉をしていました。
病棟しか知らなかった私は、こういう日常生活の細部から看護を作り上げていくのだなと感動したものです。
それから私はうつ状態にある患者さんについて、生活の現場にあるアルコール量を毎回チェックするようになりました。
訪問看護は病棟にいるより観察項目が多いです。
苦手な方もいるかもしれませんが、私はそれが楽しいです。
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