高齢者のうつ状態の注意点

皆さんは、高齢者のうつ状態をどのように観察しますか?

大阪市城東区の精神科特化の訪問看護ステーション、みのりケア訪問看護です。

本日は、高齢者のうつ状態の観察ポイントについて語りたいと思います。

私たちが看護するポイントは、服薬している医薬品の全体のチェックです。

高齢者には、よくうつ状態が見られると言われます。

それは、認知症の有無には関係ありません。

そんな高齢者がうつ状態になっていたら、まず現在の服薬の確認から始めます。

私も看護師になったばかりの頃、先輩看護師が熱心に薬の情報を調べているのを見て不思議に思いました。

そんな私を見て、先輩は言いました、

「現在服用している薬の副作用をしっかり確認することが大切ですよ」

理由を聞くと、現在の医薬品は神経系に作用するものが多いとのことです。

その薬特有の副作用や飲み合わせ方によっては、過剰に気分や意欲などの精神機能に障害を与える可能性があるとのことです。

私は納得して、勉強になったと思いました。

それまで、高齢者のうつ状態に特別な注意を払っていませんでした。

けれども、高齢者に特有の環境から起こる可能性もしっかり視野に入れないといけないと学びました。

ちょうど、高齢者のうつ状態のケアに悩んでいました。

不安が強く、抑うつ思考が妄想にまで発展して止まらないケースを複数見ていたからです。

そこで先輩のアドバイスを受けて、主治医に相談し、薬の副作用や飲み方を変えてみたら、部分的には収まったようです。

高齢者のうつ状態のケアは、医療だけでなく介護の領域も横断するので、新人看護師であった私には少し難しかったです。

けれども、その経験は活かして、今は高齢者のうつ状態のケアに過度の不安はなくなりました。

「高齢者のうつ状態は慎重にしないといけないよ」という先輩の言葉が蘇ります。

忍耐も多く必要な現場ですが、しっかり医療に携わりたいと思います。

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