朝刊シンドロームを考える

皆さんは、うつ状態の始まりをどのように察知しますか?
大阪市城東区の精神科特化の訪問看護ステーション、みのりケア訪問看護です。
本日は、うつ状態の始まりの気づき方について語りたいと思います。
私たちが注目するポイントの一つは、いつものルーティーンができないことです。
「朝刊シンドローム」という言葉があります。
新聞を読む習慣の人が、朝刊の面白さによって心の状態を測るという考え方です。
毎日楽しく新聞を読んでいたはずなのに、今日は忙しくて読めないというは普通でしょう。
けれども私たちが気にするにのは「新聞を読む気が起こらない」という意欲の低下があるかです。
いつもは楽しいはずの、いつもは週間だったはずの新聞を読む気力がない。
小さなことですが、うつ状態の始まりは、このような小さな言語表現から読み取れると考えています。
日常のルーティーンは人によって違うでしょう。
ある人は朝刊かもしれないですが、他の人は別のことだっだりします。
私も精神科の訪問看護を始めた頃、担当する患者さんのルーティンをまず覚えていきました。
最初は先輩の側につくのですが、私が与えられた仕事は、ルーティンの乱れがあるかです。
病棟にいた私は、こういう日常の変化を見れることの新鮮さに驚いたものです。
患者さんはそれぞれの朝刊シンドロームのようなものがあるはずです。
生活の場に行っているからこそわかる兆候、今日もしっかり見逃さずに頑張ります。
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