食事ができない時に

看護師である私の、訪問看護での気付きを紹介します(^ ^) 大阪市の精神科特化の訪問看護ステーション、みのりケア訪問看護は患者さんの様子をじっくり看ることを大切にしています。 本日は、食事が出来ない患者さんへの対応についてお話ししたいと思います。 精神的な不調が原因で食事するのを拒否する患者さんがいらっしゃいます。結果、身体が痩せてきて体力が減って弱ります。 看護師としてはすぐに食事を食べてほしいです。ただ「食事を食べてください」とお願いしても食べてはくれません。 こういう時こそ、これまでどのように患者さんと信頼関係を築いてきたかが問われます。 患者さんの性格によっては色々なパターンがあります。ヘルパーさんと連携して食事をドアノブに吊るしたり、好きなおかずを冷蔵庫に入れて置いたりなど。あなたが弱ると私は悲しいと心に訴えかけます。 ただ緊急の場合は入院に移行しないといけなくなります。その辺りの線引きこそ、現場に出ている看護師ならではの仕事のやりがいであり、難しさでもあります。 病棟にいれば食事は自動的に出てくるし食べるのは当たり前。でも生活の現場では違います。生活の現場の最前線に立ってケアを進める、訪問看護の面白さがここにあるような気がしました。

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