訪問した後のドアから聞こえる音

看護師である私の、訪問看護での気付きを紹介します(^ ^) 大阪市の精神科特化の訪問看護ステーション、みのりケア訪問看護は患者さんの様子をじっくり看ることを大切にしています。 本日は、訪問後のドアから聞こえる音についてお話ししたいと思います。 精神感を持っている患者さんの中には、看護師とコミュニケーションが中々出来ない方がいらっしゃいます。話すことができないという状態はもちろん、会話が表面的で本心が掴めない方もいらっしゃいます。 かつての私はそうした患者さんとの関係構築に悩んでいましたが、ある時、訪問を終えてたまたまスマホで業務連絡を確認していたところ、ドアの向こうから独り言が聞こえてきました。 あまり会話ができなかった日でしたが、「緊張した」「目を見たら話したいことも話せなかった」という嘆きが聞こえました。偶然得たこうしたヒントを手がかりに、筆談やお手紙のやりとりを取り入れると、患者さんとの意思疎通がスムーズになりました。 日常生活のふとしたところにも、患者さんとの関係構築のヒントが落ちている。これこそ訪問看護の、特に精神科訪問看護の面白さではないでしょうか。私は精神科訪問看護の面白さと奥深さに触れた気がしました。

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