今日は話したくないと言われた時

看護師である私の、訪問看護での気付きを紹介します(^ ^)

大阪市の精神科特化の訪問看護ステーション、みのりケア訪問看護は患者さんの様子をじっくり看ることを大切にしています。

本日は、患者さんに「今日は話したくないと言われた時」の対応についてお話ししたいと思います。

訪問看護を始めた頃は、話したくないと言われても、なんとか状態を聞き出さないといけないと思ってしまい、言葉を出してしまったこともあります。

おそらく患者さんは嫌だったのでしょう、後から訪問看護ステーションにクレームが入り、上司と一緒に、どのような対応が適切であったか話し合いました。

その時に学んだことは沈黙からでも読み取ることはあるということです。

表情や目線の動き、部屋の様子、衣類の状態などなど、相手が話さなくても読み取れる情報は現場にはたくさんありました。

そして、それこそが病院ではない住まいに行ってケアすることの大切さだと改めて気づきました。

患者さんは言葉に出さない何かを私たちに訴えかけてきているのよと教わりました。

そうですよね、会いたくないならドアを開けないのですから。

沈黙を選ぶ患者さんは何を私たちに知ってもらおうとしているのでしょうか。

この問いに答えることは難しいですが、それこそ訪問看護の醍醐味だとも思うのです。

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