CIAの鬼太郎さん

看護師である私の、訪問看護での気付きを紹介しますm(_ _)m

みなさんは突然、相手の人格が変わった時、どのようにいたしますか。

私は、人格が切り替わった事態を否定せず、かつ相手に合わせすぎず、何がスイッチだったのか、どのような環境ストレスがあったのかを、しっかり調べるようにしています。
ある時、医療ケアをしているとCIAの鬼太郎さん(仮名)が出てきて、突然CIAの世界支配の話が始まりました。

精神科に関わった頃の私なら、どうしましたか!と問いかけて正気に戻そうとしていたかもしれません。
その時の私には、別人格は歪んだ存在で、早く元に戻すほうが良いと思っていました。

そう、私は別人格が出てくるには、理由と原因があり、そのことを深掘りしてケアするという姿勢が不足していました。 精神疾患の一部の方は、時折、別人格で生きざるを得ない状況があります。
時には別人格に変わって、自分を守っているのです。

私たち医療従事者にとって、CIAの鬼太郎さんがいるかどうかではなく、CIA鬼太郎さんでもあるその方と向き合うことが大切です。

看護業務は技術や知識を伴うものですが、まず本人を環境ストレスを見逃さないという姿勢を忘れなくないものであります。

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