精神疾患の前兆は身体から
<参考図書> ・山根俊恵編『チームで取り組む ケアマネ・医療・福祉職のための精神疾患ガイド』(中央法規出版:2020年)67ページ
精神疾患というと身体の問題は関係ないと思ってしまいませんか。
心の問題と身体の仕組みは密接に関係していて、精神疾患といっても身体の状態の確認は不可欠です。
特に精神疾患の進行は、自分自身で気づきにくいという特徴があります。
心はなかなか可視化できず、疲弊しているのに無理をして、気がづけば重症になっていることも少なくありません。
だから私たち訪問看護は、日常的に患者さんの身体状況や気持ち、セルフケアの程度を確認いたします。
突然声が出なくなったり、急に泣き出しそうになったり、人付き合いが面倒で避けたりするなどは要確認の兆候です。
また、頭痛やめまい、痺れや動悸、その他に過敏性大腸炎などの可能性も見逃さないことが大切です。
これらの不調は一般の病院にかかれば原因不明確とされるかもしれませんが、精神疾患の知識があれば原因を探究し根本治療を目指すことが可能です。
私たちの訪問看護ステーションは、患者さんの「見えない困りごと」や「隠されている不安」をしっかり理解してケアいたします。
みのりケア訪問看護ステーション スタッフより
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